Girl

陣痛のように繰り返す二人の別れ話も
ついに今日が最後らしい
三度目の春の風が吹き抜けてく

悲しい話をしたって
優しい君は
わたしを勇気づけることを決して怠らないね
辛くないような顔であなたは言うの

「決して忘れ去らないで
どんな時も私は味方だよ」

何度も口づけた長い髪が揺れる
わたしは今も幼くて
あなたの言葉に首を横に振ることでしか
自分を救うことができない

例えば遠い日の朝
君が突然戻ってきたとして
二人はごく自然に 今日までの続きを
始められるでしょう

どちらが悪いとかじゃなく
だからこそどうしようもなくて

第二関節に辛うじてひっかかる
そんな状態の恋では
わたしの口にする 君を幸せにする、なんて言葉は
いつまでも夢のお話で

見上げた空はばかみたいに青くて
まるで二人のお別れが
正しいことだとでも
言われているような気がしたの

何度も口づけた白い肌に触れる
わたしは今も幼くて
ずっとずっとあなたのことを思いながら
この先も生きてゆくのでしょう

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